株式は世界中で発行されているものであり、もちろん国内株だけではなく、海外株の購入も可能です。
但し国内に比べて海外の株は情報が少な目で、取引時間も違うなど、購入に際しては配慮が必要です。

日本国内で全ての海外株が購入できるわけではなく、証券会社で取り扱っている銘柄の範囲内で購入可能です。

まず、海外株を扱っている証券会社に口座開設する必要があります。
それぞれの証券会社でどの国の株式がラインナップされているかを調べ、購入したい国の銘柄がある証券会社を選ぶことが大切です。

また、国内株であれば様々なツールから身近に情報を得ることができますが、海外株の場合は思うように情報が集まらない場合もあります。

米国株を買いたい場合は、できるだけ米国株に強い証券会社を利用することが適切です。
銘柄の数だけではなく、充実した情報を提供している証券会社を活用すれば情報面からもメリットが大きいです。
アメリカや中国の株は証券会社でも取り扱いが多いですが、それ以外の国になると銘柄が少なかったり、取り扱いがない場合もあります。
取り扱いが限られる銘柄であれば当然情報も少ないため、購入には慎重を期す必要があります。

特に新興国の株式を購入する場合は、カントリーリスクに対してもしっかりとした配慮が必要です。
新興国では大きな政治的ニュースで為替が暴落することもあり、先進国に比べて情勢が読みにくい面があります。

経済的に不安定になれば当然株価にも影響を及ぼします。
海外株は、これから大きな発展が期待できる有望なものを数多く探せるメリットがあります。

しかし一方で、カントリーリスクによって企業としては問題なくても、その国の政治や経済的な状況から思わぬ株価の暴落を招く可能性もあります。
米国株のように、先進国で経済情勢も安定している国の株であれば、その面での安心感はあります。

但し、新興国ほど不安定ではないにしても、先進国でも世界の経済情勢に変化があれば株価は大きく動くため、常にグローバルな情報に敏感になっておく必要があります。
国内株と海外株では、取引時間帯も異なります。

その国の時間に沿って取引が行われるため、国内株を売買する時間帯とは違う点を意識する必要があります。

特に日本では夜中に当たる時間帯が、アメリカの取引時間になるため、時間のずれは理解しておくことが大切です。
外国株は、株価の大きな値上がりが期待できる銘柄が探せる点も魅力の一つですが、逆に言えば損失を出した時のリスクも大きくなる可能性があるため、確実な情報収集とリスク管理が必要です。
運用に支障が生じないように、最適な証券会社の選択が最も基本的な部分です。